第9章 命令と関数
登録タグ: HSP3 Hot Soup Processor Hot Soup Processor3 ホットスーププロセッサー 命令 関数 違い 戻り値 返り値
HSPには命令と呼ばれるものがあります。
これはその名の通り、コンピュータに対していろいろ作業をさせるための単語のようなものです。
それと似たようなものに関数と呼ばれるものがあります。
命令と関数、この2つには若干違うところがあります。
一体どのように違うかというと、コンピュータにいろいろ作業をさせたあとに結果を返してくれるかどうかの違いだけです。
プログラミングでは、この結果のことを戻り値(または返り値)といいます。
命令 | 関数 |
命令を使う | 関数を使う |
↓ | ↓ |
コンピュータが命令を実行する | コンピュータが関数を実行する |
↓ | ↓ |
結果を返さずに終わり | 結果を返して終わり |
表1 命令と関数の処理の違い
関数の場合は、関数を使った後の結果を基にそれ以降の処理を変えたりすることができます。命令ではできません。
(例えば、関数を使った後の結果が”1”なら処理Aを行って、”0”なら処理Bを行って・・・など)
関数を使った後の結果から条件判断したりする場合の処理については、別の章で扱います。
ちなみに、命令と関数ともに作業した後の処理は行っています。
(例えば、画面に表示したり、音を出したり、印刷したり、データの読み書きを行ったり・・・など)
; タイトルを表示 title "はじめてのHSP" ; メッセージを表示 mes "Hello, HSP World!" stop
上のサンプルのtitle命令、mes命令、stop命令は全て命令です。
カテゴリー:HSPの基本編
2011/09/12 23:27:56 更新