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第1章 オブジェクト指向とは

登録タグ: HSP HSP3 Hot Soup Processor ホットスーププロセッサー オブジェクト指向プログラミング OOP 概要 ゲームプログラミング プログラミングスタイル


ゲームプログラミングなどではよく、オブジェクト指向プログラミングなる言葉をよく見聞きします。
オブジェクト指向って何だろう、と思いつつもゲームプログラミングをされている方が多いかと思います。
ここではそんな人達のために、ゲームでよく使うであろうオブジェクト指向プログラミングについて、初心者向けの解説をしていきたいと思います。

まずは初めに、オブジェクト指向プログラミングって単語、とても長くて言い難いですね。
...ということで、ここからは特に断りがない限り、非常によく使われる略称であるOOP(Object Oriented Programingの略)という言葉で説明していきます。

OOPの説明に入る前に、まずは前提知識としてプログラミングスタイルの説明が必要になってきます。
OOPがメジャーになってくるより以前によく使われていたプログラミングスタイルに、構造化プログラミングというものがあります。
それ以前にもGOTOプログラミングなるものも存在はしていましたが、ここでは割愛します。

構造化プログラミングではその名のとおり、処理を関数サブルーチンと呼ばれる小さな塊ごとに分割し、その塊を構造化していくことでプログラムコードの再利用化と保守を行いやすくしていました。

プログラム内で重複する処理を関数化して1箇所にまとめることで、後にプログラムの修正が発生しても1箇所の修正を行うだけで済みます。
そのため、プログラム全体に極力影響をかけない最低限の修正を行うことも可能なため、以前のGOTOプログラミングと比べてスパゲッティコードの氾濫を極力防ぐという利点がありました。

構造化プログラミングは処理に重点をおいたプログラミングスタイルとして、しばらくの間重要視されてきました。
しかし昨今になって、扱うデータ量の増大化多人数による大規模プログラミングが主流になってくると、処理に重点をおいたプログラミングスタイルでは開発面で限界がありました。

そこで、プログラムの処理ではなくデータに重点をおいたプログラミングスタイルが考えだされました。
つまり、1つのモノであるデータに対して色々な手続きを関連付けて、モノに対して手続き(処理)を個別に行なっていくという方法です。
詳しい概念は次回で書きますが、おおよそこのようなデータ主体に処理を行う方法のことをオブジェクト指向として、いちプログラミングスタイルとして確立したのがオブジェクト指向プログラミングです。

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カテゴリー:HSPでオブジェクト指向編
2011/09/27 00:25:50 更新

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