第7章 HSPでのデータ型
登録タグ: HSP3 Hot Soup Processor Hot Soup Processor3 ホットスーププロセッサー データ型 int double str label
HSPに限らず、ほぼ全てのプログラミング言語には変数という概念があります。
ちなみに、変数の使用法については以前紹介したのでここでは割愛します。
今回はHSPで利用できる変数の種類(データ型)について説明していきます。
普通にスクリプトを記述していく場合、HSPのデータ型は主に4種類のデータ型が利用できます。
それぞれの種類と意味は以下の通りです。
- int - 数値型(整数のみ使用可能)です。変数に整数を代入した場合はこれになります。
- double - 数値型(整数や実数が使用可能)です。変数に整数や少数などを代入することもできます。
- str - 文字列型です。変数に文字列などを代入した場合はこれになります。
- label - ラベル型です。変数にラベルなどを代入した場合はこれになります。
では実際に見ていきます。(これは一例です。)
; int型の変数です a = 12345 ; double型の変数です b = 123.45 ; str型の変数です c = "abcde" ; label型の変数です d = *abcde
いろいろ書きましたが、HSPではデータ型を特に意識することなくスクリプトを記述していくことができます。
ある変数のデータ型が変わった場合、自動的にその型を変えてくれます。これはHSPの利点の1つだと思います。
「じゃぁ、何でこんな説明をしたんだ?」という方も多いかと思います。
それでは、これについて少し説明します。
少し上のほうで「HSPではデータ型を特に意識することなくスクリプトを記述していくことができます。」と書きました。
でもこれは、あくまでも普通に記述していく場合、言い換えると標準命令だけを使用していく場合にだけ成り立ちます。
少し難しいですが、HSPを使っていて自分でモジュール(誰かが作った命令の集まりのようなもの。自分で作ることもできる。)を作成しようと思ったときにデータ型の知識が必要になってきます。
簡単なモジュールを作成すること自体は中級者くらいから(もしかしたら初心者でも)できると思うので、この章でデータ型について簡単に触れておきました。
カテゴリー:HSPの基本編
2011/09/12 23:17:03 更新